堀尾貞治（1939-2018）

兵庫県生まれ。三菱重工業神戸造船所に勤める傍ら、1950年代半ばから創作活動を開始、65年から具体美術展に出品、66年具体美術協会会員となり具体解散まで出品を続けた。「アート・ナウ」へは76年、81年（1970～1980）に出品。79年に東門画廊を開設し、85年に同所で個展「あたりまえのこと」を開催、以後これは堀尾の終生のテーマとなった。同年より身の回りの物に1日1色を塗るという「色塗り」も開始。東門画廊閉廊後、六間画廊を開設。2002年、芦屋市立美術博物館にて個展開催。05年、横浜トリエンンナーレに現場芸術集団「空気」とともに参加。10年代に入ると国際的に評価も高まり、アントワープ、ヴェネチア、ニューヨーク、香港で個展を開催。何ものにもとらわれない自由な創作姿勢は、近年、あらためて高い評価を受けている。

額　横：61cm 縦：53cm
画　横：27cm 縦：38cm